決まり文句のごあいさつに、ちょっとだけ自社の事業の話を加えたあっさりメッセージ。おまけに社長さんの写真も動きがなく、まるで卒業アルバムみたい......。新規顧客からの受注や優秀な人材からの応募がなかなか来ないのは、社長さん、あなたのトップメッセージがいいかげんだからですぞ!
創業5年で成功したベンチャー企業にしばしば見られるのが、社員数が増えて大所帯になるにつれ、創業めざして社長以下2、3人が手弁当でがんばっていた熱い時代が遠い昔になりつつある、そんな雰囲気。これは創業50周年の企業でも同じ。でも企業は急成長したときこそ、あるいは節目の年を迎えたときこそ、ちょっと立ち止まって「わが社は何のためにつくられたのか」と、ふりかえりたいものだよね。創業のころのDNAをなくしてしまわないように。
ネットショップは、どうしたらお客さんに信頼してもらえるだろうか。温泉施設や結婚式場は、ホームページでどうやってPRしたらいいだろうか。わかりやすい言葉で最新情報をもれなく書き込むことはもちろん、店内・施設内の雰囲気や個別の商品を、誇張せず、ちゃんと見せることが理想、いや必要だ。では、ちゃんと見せるにはどうする?